満月の中に見えるのは何?

月は、望遠鏡でも肉眼でも興味深い天体だ。望遠鏡で月を見るなら、欠け際のある半月の頃(クレターが影で立体的に見える)。肉眼(双眼鏡)で見るなら、月の海が見える満月の頃だ。月の海は肉眼ではっきり見える訳ではないので、メンタルな影響を受けて様々な模様に見える。土地に住む動物や神話・伝説の人物などに見立てられている。また月の北極を常に天の北(北極星)を向いているので、地平に対して傾きが変わり、時刻によっても違う模様の様に見える。もちろん、見る土地によっても変わってくる。南半球だと北極星は地平線下なので、日本とは逆さまに見える。

何に見えるか、中秋の名月でなくても、たまには月をじっくりと眺めてブレイクしてください。

視力が悪いせいか? 個人的にはこんな顔に見える。 双眼鏡で見ると、女性の横顔(下の髪の長い女性とはちょっと違います)やはさみが一つのカニに見える。

 

様々な月の見たて。

代表的な見たてを紹介しておこう(時刻によって見える角度が変わると上で説明したので、その時刻別にした)。

暗い模様を見立てがちだが、逆の見たてもある。なるほどと思うものから、どういう見立てだとツッコミたくなるものまで様々。

餅つきうさぎ。ロバ。
本を読むおばあさん。水を汲む少女
泣く男。髪の長い女性。ワニ。 ヒキガエル(白い部分)。ライオン。
水桶を運ぶ男女。
二宮金次郎(薪を運ぶ人)。兎。
ほえるライオン。

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