旅した望遠鏡

  ペンシルボーグ編

口径2.5cmなんてなんに使うんだとバカにしつつ買ってしまったペンシルボーグ(爆) 使えば使うほど味がでてうなるばかり。
正立で使うと三脚台座がないので低倍率・手持ちが基本。25mmアイピースで7倍だいたい7°と(手持ちで)一番使いやすい倍率。デジスコでだいたい400mm前後と(バイクの荷台や樹木などを利用した)手持ちの限界あたり。システム全体で昔の300mm望遠程度の大きさと持っていけるサイズ(だいたい350mmlペットボトルくらい)なので山行や日帰りツーリングに活躍してくれそうです。
Pたん(ペンシルボーグ/P25の単眼鏡)

地上と天体用全部でCDジャケットサイズ。つうても厚みは5cm(笑)
野鳥などは地上プリズムと組合せ。標準鏡筒は天体用。星を見るときはやっぱり倒立像でも光量ロスに敏感なP25では避けたい。アイピースは欲張らず一個。結局手持ちなので7倍前後があればいいしその辺が一番使いやすい。

組合わせは昼間用(正立)はフロント部分が接眼部の逆付け。眼視ヘリコイドとスリーブが摺動部になる。
P25+P25用36.4AD+接眼ヘリコイドS+31.7→M36.4AD。後方はごく普通で、地上プリズムと接眼ホルダーの組合せ。
(地上プリズム+M36.4→M57/60AD+31.7ミリアイピースホルダー。※近距離まで合焦範囲が広がるので付属のプラ延長筒もあった方が便利)
天体用はノーマル(付属部品)の組合せ。

●写真右下。
ヘリコイドが伸びた状態で無限がでる(スリーブを少し出した状態で使っている。ほとんどのアイピースで無限がでるはず)。付属の延長筒を加えれば、合焦範囲が広がり近距離のピントがでる。地上プリズムは各社でだしている31.7スリーブ(アメリカンサイズ)であればなんでもOK。写真の地上プリズムはボーグEP-1で、正立デジスコ化にベストなプリズム。
●写真右下。
天体用。詳細はボーグP25参照。

●通常の地上プリズムの場合
(写真はテレビュー製)
眼視へリコイドだけでは、(PL・LV系で)ギリギリ無限がでないので後方に延長筒を加えた。
P25+P25用36.4AD+接眼ヘリコイドSの組合せ。後方は延長筒メタル。
ジャスト・ジャケットサイズ!
(テクニクスか! ってネタ古すぎ)。
厚みはCDジャケ6枚分(爆)
●写真上。SW22mmで無限時の全長。
ヘリコイドにまだ余裕がある(スリーブも使えるし)。
●写真下 天体用無限時全長(PL25mm)。

でじP(ペンシルボーグ/P25のデジスコ)
単眼鏡としてはかなりでかい(写真の双眼鏡は5cm)。後方をカメラADにすれば、当然デジスコに変身。ボーグパーツが使える地上プリズムEP-1とカメラアダプターSD-1が使いやすい(EP-1+M36.4→M57/60AD+SD-1+各デジカメAD)。フィルターネジがなくても三脚ネジがあるコンデジならデジスコ化できる。プチ改造やデジスコ撮影のヒントはこちらを参照してください。
持ち歩く時はこの組合せ。アイピースをつけたまま100円ショップで購入した水筒用クッションに入れている。組み付けておいたほうが、アイピース分のスペースが小さくなるし、ばらして持っていくといちいち組むようなのでめんどくさいから(笑) ついでに単眼鏡としてもSD-1の接眼部があるのでホールデングしやすくなるのとSD-1の外側をつけておいても背の高いアイピース(PL25mmやLV系)だとそのままのぞける。

SD-1の中には、アイピース・デジカメのフィルターAD(各デジカメメーカー)+デジカメAD(ボーグパーツ)
を入れてある。全システムがだいたい5センチ双眼鏡の片割れ程度に収まる。
フィルターーネジがなくても三脚ネジがあるコンデジならデジスコ化できる。写真はミード製デジカメアダプター。プチ改造はこちらを参照。

 

P25+正立プリズム+PL25mm+Niko/COOLPIX-3100

左の写真は逆光の厳しい条件で撮影。上の写真は右隅をトリミング拡大。周辺は像が流れ始め青にじみも若干目立つが、意外といっては失礼だけど正直ここまで綺麗に写るとは思ってなかった(爆) たかが2.5cmされど2.5cm。
ここまで写れば望遠として普通に使えるはず。ただし青にじみが目立つ白被写体&黒バックやデジカメ望遠端(写真右)など 欠点をわかった上で使いたい。上手に使うコツは望遠率を欲張らないこと(ブレや収差など欠点も拡大するから)。

なお、約400mm前後の超望遠。手持ち撮影になるためどうしてもブレやすい。三脚がつかないので私の場合はバイクのシートなどに押し付けたり、ミノルタ(T_T)のビーンズバック(キャパ・ショップでも似たような「豆袋」が売られている)を使っている。カメラ用だと手ごろな大きさと値段じゃないので、自作が一番かも? 代用品としてはアイピローやお手玉などビーンズバックはかなり便利です。ヒントはこちら

P25+PL25+RICOH/CaplioGX
Nikoに比べて望遠端で青ニジミがめだつ。相性が悪い?

 

コンデジで超望遠! っうても意外と気楽に使える。
昔は400mm前後は、本当に超望遠だったんだが。

野鳥はもっと望遠にしたい(爆) 
寄ってくるのを待ってるのが筋なんだろうが・・・。

コンデジを広角側にするとケラれがでたら
ズームして使う。周辺減光はしょうがないっす。

更に高倍率で使うには、どうしても三脚が必要。
P25にはないのでジャンクカメラの底を、パテで貼り付けゴム板を張った三脚台座。パテなので剥がれ落ちる可能性もあるけど(爆) なおカメラ屋で売っているのカメラネジ(参照ListCam)に回り止めの木ネジをかまして(絶対必要)似たようなプレートを自作できるはず。
前鏡筒をつけて望遠マクロ。望遠+マクロはmm数の数倍ぶれやすい。さすがに使いにくい(ピンが浅く写角が狭い。撮っている場所が分からなくなる)。近寄れるなら、虫眼鏡一枚かましたヤマノン@デジマクロの方がいいけど、バックのボケは秀逸。 PL25mmだと月が意外と小さい(夕陽の写真参。太陽と月はほぼ同じ大きさ。月をでかく撮りたいのは星屋の性?)。アイピースをLV5mmにして高倍率。さすがに上げすぎた(笑) 過剰倍率&アクロマートレンズだとやっぱ青にじみでピンがこなくなる。
三脚で固定できるようにしたからと言っても、倍率はほどほどに(爆)
 
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