星の動きを知っておく。

星座は見る時間や季節によって、見える位置や傾きが変わります。だから星が苦手なんだよなという人も多いでしょう。

でも星の配列は変わりません。動きも単純で、見える位置や傾きが、変わるもんだと思って見れば、意外と戸惑いません。

星の動きは規則的で、運動の法則を覚えれば単純だからです。ちょっとここで小学校の理科のおさらい。星は太陽と同じ様に東から昇って西に沈みます(北の空は北極星を中心に反時計回り)動きも同じ1時間に15°です。地球の自転による日周運動というやつですね。同じ時間でも月日が違うとやっぱり見える位置が変わります。地球の公転によるもので1ヶ月で30°1日で約1°です。どちらにしろ急激に動くものでもありませんから、のんびりとなじみの星の配列を探してみてください。きっと星の位置で季節を感じるようになりますよ。

 

星座の王者オリオン座。どこにあっても目立つ。 オリオン座の動き。傾きや見える位置は違うけど、星の配列は同じ。規則正しく動いていると知っていれば、意外と戸惑いません。

 

星空ミニガイドでは、目立つ星を紹介しています。星の名前も親しみやすく憶えやすい和名をなるべく使っています。目立つ星を憶えたら周りの星も気になりだすかもしれません、星座を探すのに役に立つのが星座早見版や星座ガイド。時計と方位磁石も一緒に用意して夜空を見上げてみてください。見上げる時は本にある星空と実際の星空のスケールの差を考慮してくださいね。星を見る時の基本は、闇に目を慣らす。快適で暖かな服装。楽な姿勢の三つです。星空の歩き方の「肉眼で・・」も参照ください。

ところで、星座早見盤に載ってない明るい星が時々あります。それはたぶん惑星です。星座を探す時はちょっと困りもの。でも明るく目立つので、そのシーズン限定で(動きの早い金星などは別)、星を探すいい目印になります。その季節にみえる惑星はこちらから。

 

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